超絶初心者から上級ブロガーへ!?~もこぶたのブログ奮闘記~

右も左もわからないまま、日々思ったあれこれを書いていきます。

アメリカ経済のコロナ対策!~金利の引き下げって何?影響は?~

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こんにちは!ブログ上級者ワナビーこと、もこぶたです!

本日は、最近よく耳にする金融用語である利下げについて説明していきます。
ここのところ、新型コロナウイルスの影響でアメリカが利下げに踏み切った」なんてニュースが報道され続けています。
ですが、実際に利下げをしたらどうなるのか・そもそも利下げって何なのかについて理解ができていない方も多いと思います。

そこで、これを読めば利下げについてマスターできる!というテーマで本記事を書き進めていこうと思います。

☑この記事を読んで欲しい方
・利下げって何?という方
・インフレ・デフレについて気になる方
・金融政策を勉強中の方

 目次

 利下げって何?

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利下げとは

つい先日も、アメリカが緊急利下げをしたと報じられましたよね。

www.bbc.com

利下げについて知っておくと、このようなニュースをもっと深く理解することができるようになります。

利下げとは、政策金利を引き下げる事です。そして、政策金利とは、中央銀行(例:日本銀行)が普通の銀行(例:三菱UFJ銀行三井住友銀行みずほ銀行)に融資する際の金利のことです。

最近話題に上がることが多い米国では、FOMC(Federal Open Market Committee=連邦公開市場委員会)と呼ばれる会合によって、利下げを行うかどうかが決められます。
このFOMCは、アメリカの中央銀行組織であるFRB(Federal Reserve Board=連邦準備制度理事会)が年8回開催し、アメリカの金融政策について話し合うものです。日本で言うところの日銀金融政策決定会合と同じですね。

専門用語が多くて難しいですが、ひとまずは利下げ銀行が国にお金を借りたいときに生じる金利を下げることだと覚えておけばOKです!

利下げの影響

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次に、利下げが行われた際の影響についてです。
一般的に、利下げが行われると景気がよくなると言われています。実際、今回アメリカが利下げに踏み切ったのも、新型コロナウイルスによって景気が後退することを嫌ったからと言われています。
ここでは、その仕組みについて説明します。

前述の通り、利下げが行われると、銀行は低金利で資金を調達できるようになります。
ということは、銀行から企業・個人へ貸出す際にも、金利を引き下げることができるようになります。

その最たる例が、住宅ローン金利でしょう。何十年も払い続けるものですから、1%下がるだけで、総支払い額は劇的に下がります。そうすれば、「今がチャンスだ!」と言わんばかりに購入意欲をたきつけることができますよね。
これは、企業にとっても同じです。設備更新や技術開発、新規事業設立のためには多額の資金が必要です。低金利で借りられるとなれば、融資を求める企業が増える⇒経済が活性化するといういいサイクルが生まれます。

こうした背景により、利下げには景気を上向かせる効果があるのです。

金利の決まり方

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金融緩和・金融引き締めって何? 

皆さんは、金融政策(金融緩和・金融引き締め)という言葉を聞いたことがありますか?
実は、さっきまで勉強していた金利の引き下げ・引き上げも金融政策の一つなのです。これを理解すると、どういう時に金利が下がるか・上がるかが理解できます。ついでに覚えてしまいましょう!

ざっくり言うと、景気を上向かせたい時に行われる金融政策は、金融緩和政策と呼ばれます。
それに対して、景気の過熱を抑えたい時に行われる金融政策は、金融引締め政策と呼ばれます。
なので、利下げは金融緩和政策・利上げは金融引き締め政策に分類されます。

☑column~金利が上昇するとどうなるの?~

金利が上昇すると、金融機関は、以前より高い金利資金調達することになってしまいます。そのため、企業や個人への貸出においても、金利を引き上げる必要に迫られます。
最終的に、企業や個人が融資を求めにくくなる⇒経済活動が抑制される⇒景気の過熱が抑えられるというサイクルが生まれます。つまり、利下げと真逆の効果が発生します。

金利の決まる仕組みについて分かりやすい画像がありましたので、ご紹介させていただきます。

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出典:冬幻社GOLD ONLINE(https://gentosha-go.com/articles/-/12355

つまり、あまりに景気が良すぎると金利を上げて抑制し、景気が悪すぎると金利を下げて加熱させるという訳ですね。

インフレとデフレって何?

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(出典:https://www.zerokarabitcoin.com/entry/fx-doll-ratecut

最後に、景気に関わる部分として、インフレとデフレについてお伝えします。これも「聞いたことがあるけどよく分からない言葉」代表ではないでしょうか?
この際、ひとまとめにしてマスターしてしまいましょう!

インフレとは、物価が上がる(=お金の価値が下がる)ことを言います。好景気の証とも言われたりしますね。
大まかに言うと、景気が良い=消費活動が活発になる⇒みんながたくさん買い物をする⇒商品がよく売れる⇒会社が儲かる⇒値段が高騰する…といった仕組みです。
これが行き過ぎると、ハイパーインフレなどと呼ばれる「物価が上がりすぎる現象」となります。裏返せば、お金の価値が暴落してしまうということです。

デフレとは、物価が下がる(=お金の価値が上がる)ことを言います。
仕組みとしては、景気が悪い=買い物をしない⇒会社が儲からない⇒給料が下がる⇒市場にお金が回らなくなる⇒物価も下がり続け、相対的にお金の価値が上がる…というサイクルです。
こちらも行き過ぎるとハイパーデフレなどと呼ばれる「物価が下がりすぎる現象」となります。需要よりも供給が大きすぎて、モノで溢れ返ってしまうためです。

どちらが良いと一概には言えませんが、少なくとも何事も行き過ぎてはいけないということだけは確かですね。

 

まとめ

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今回は、利下げについて書いていきましたが、いかがだったでしょうか。
このように、金融知識を一つ一つ勉強していくことで、日ごろのニュースの理解がより深まっていきます。
気になったワードがあれば、その日のうちに調べてみると、新しい発見があってよいかもしれませんね!

今後も色々と発信していくので、もこぶたのブログ奮闘記をよろしくお願い致します!